アパレルの売れ残り商品42億円を処分しても服の下代はゴミだから儲かるんよ!

アパレルの売れ残り商品42億円を処分しても服の下代はゴミだから儲かるんよ!

このサイトではアフィリエイト広告を利用しています。




2017年の1年間でバーバリーは売れ残り商品『42億円分を処分していた!』とニュースで話題になりました。

「42億円も処分したら赤字だろうな~」なんて思ったのですが、バーバリーの年間売上げは4000億もあるので、多分損はしてないのなだと思います。

アパレル業界で働くと分かりますが、服の下代ってゴミみたいな金額ですからね。

服の下代ってどれくらい?

僕が働いている所の取引メーカーだと、上代の3割前後で洋服を作っています。

それに2割プラスして、取り引きしてるアパレルショップに売るのがほとんどですね。(なので僕のお店は5割くらいで仕入れてるメーカーが多い)

取り引きしてるメーカーは大手じゃないので服を作る下代が3割前後ですが、大手メーカーになると1割~2割くらいで作っているのではないかと思います。

バーバーリーはブランドネームが強いので、たぶんめちゃくちゃ上代も吹っかけてるでしょう。

大量に商品が生産できれば安く作れるし、ブランドネームが強ければ金額が高くても売れるし、大手が作る服なんてめちゃくちゃ安いと思います。

なので、今回のバーバーリーで言うと、42億を処分しても原価は2億~4億くらいだと思います。

処分せず売れるまでアウトレットに置いておけばいいのでは?

大手だとブランドイメージが大事なので、毎年同じ商品を売ってるというのはやはりダメなんでしょうね。

あと、在庫を持ってることで課税対象にもなるし、保管する倉庫代・輸送費なども考えると、結局は処分した方がメリットがあるのだと思います。

バーバリーは今回の処分問題で批判を受けたので、服の再生利用を検討するとコメントしてました。

消費者からすると「再生利用だから安く買えそう」と思うかもしれませんが、再生利用は多分コストが高いです。うちで取引してるメーカーが再生利用で作ったデニムがめちゃくちゃ高くてビックリしました。

バーバリー側も再生利用なんてやりたくないでしょうね。

アパレル大手メーカーは処分するけど、他は捨てないよ。

うちで取引してるメーカーだと売れ残りは処分しません。どんだけ売れなくても値下げして売っています。

値下げしても売れない場合は、福袋商材として流したりするメーカーもいますが、大事に売れるまで保管してるメーカーもあります。

最近は原価が高くなってきた+経営が苦しい所が多いので、極端に値下げするメーカーは減りましたが、昔は「売れ売れ」のメーカーが多かったので、上代2万円の服を1000円で仕入れてた時代もありました。

最近の服屋はどこも売れてないのでメーカーも四苦八苦。潰れるとこもあれば、なんとか踏ん張ってる会社もあります。

おわり

バーバリーくらいの大手になると、”42億の服を処分したところでそんなにダメージはないよ”と言うお話でした。

個人的には良い服を安く買いたいので、大手メーカーは処分せず叩き売りをしてほしいですが、まあ多分無理でしょうね。

関連記事




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)